『英語屋さん』が現場で学んだ
国際業務のABC

〜 著者によるPRおよび補足のページ 〜

(2003.10.1新設/2004.7.5 追記)

by 浦出 善文

♪♪♪ 最新情報 ♪♪♪

  • 本書中、2点ほど訂正および補足説明があります。詳しくはこちらをご覧ください
    (2004.7.5)

    本書はこれまで、以下の各誌で紹介されました。

  • 『英語耳&英語舌6』 (学研、2004年3月発売のムック)浦出へのインタビュー記事
  • 『週刊東洋経済』 2004年1月24日号「著者に聞く」(インタビュー、p. 69)
  • 『日本工業新聞』 本紙および同社のウェブサイトJIJwebのBOOK DEBUT(2003年11月20日)
  • 『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)2003年10月25日号「新刊フラッシュ」(p. 82)
  • 『エコノミスト』(毎日新聞社)2003年10月21日号「新刊早読み」(p. 64)


*** 目 次 ***
  1. 書名および概要
  2. 本書の目次
  3. 著者が語る本書の背景とその見どころ
  4. 本書の補足および訂正 (04.07.05追記)
  5. 関連資料


1.書名および概要

ベストセラー『英語屋さん』の著者・浦出善文が、貿易実務、海外向け広告宣伝、海外営業などの"現場"で学んだ仕事のノウハウや英語術・コミュニケーション術、実務にあたる際に大切な心得を、数々の体験談を交えながら縦横無尽に語り尽くします。

装丁・清水良洋/カバーイラスト・塩井浩平

《本のお買い求めにあたって》
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2.本書の目次

序章 就職活動に英語は役立つ?
 「日常会話程度」は意味がない / 英語の面接はあったか / 本当に大切なのは資格よりも資質

第1章 物流業務の現場にて
 輸出業務課での第一歩 / 略語だらけの仕事にうんざり / 在庫いまだなく…
 空を飛んでけ、新製品! / 「乙仲さん」って誰? / 大きなものから小さなものまで
 宅配便の国際版・クーリエ / 梱包はどのように? / 船積通知を出す慣習
 ハンドキャリーしてもいい? / 現場主義の企業風土

第2章 広告宣伝業務の現場にて
 なぜか広告課へ / 印刷物との格闘 / 広告のクライアントは楽しいか
 百鬼夜行の不思議な業界 / 広告とパブリシティ / ブランドは会社の資産
 テレビ画面ははめ込み合成 / 大きなミスほど気がつかない / イベントのスター
 どうせ出すなら、いちばん目立て

第3章 アテンド業務の現場にて
 次の仕事は『英語屋さん』 / 社交の場では名刺や肩書に頼らない
 コーヒーか紅茶という気づかい / 何より大事な食事と服装 / 現場で必要なのは説明能力
 ちょっとした特別扱いが喜ばれる / コミュニケーションは話し言葉だけではない

第4章 海外営業の現場にて
 貿易取引の基礎知識 / お金のもらい方・その1 まず国内取引で考えよう
 お金のもらい方・その2 L/C決済の仕組み  / お金のもらい方・その3 L/Cによらない決済方法
 避けて通れぬ建値の話〜FOBとかCIFとか / 取引相手を見つける / 相手の信用を測る
 テリトリーを巡るせめぎ合い / 商談と接待の現実 / プレゼンテーションで大切なこと
 愉快で豪快な仲間たち

現場英語 和英索引

あとがきにかえて

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3.著者が語る本書の背景と見どころ

 『国際業務のABC』は、私(浦出)にとって通算で4冊目の著書となります。新書判より大きな本で(しかも単発モノで)出すのはこれが初めてですが、かなり充実した本に仕上がったと思います。

 前著『英語屋さん−ソニー創業者・井深大に仕えた四年半』は、ソニーという知名度の高い会社の創業者に仕えたというユニークな経験が幸いしたのか、お蔭様で18万部を超えるベストセラーになりました。

 一方、当時の私がしていたのが、大企業の創業者の近侍という、いわば(普通はまず経験することのない)特殊な仕事に過ぎないという謗りのような声も聞こえてきました。

 その点、この新著『国際業務のABC』は「ごく普通の職場」の体験記です。実用性という観点から見ても、前著にけっして引けをとらない良い本になったと自負しています。もちろん、話としては前作よりも多少地味ですが、実務を知る人(+知りたい人)にはきっとその面白さがわかってもらえると思います。

 また、前著をお読みになった方の一部には(私の文章が舌足らずだったのかもしれませんが)、「そういう仕事はソニーだからできるんだ」というあらぬ誤解もあったようです。

 しかし実際には、当時の私ような下っ端の人間がやる現場の仕事は、どこでもそれほどの大差はありません。そこで、いわゆる「ソニー本」という色眼鏡で見られるのを避けるためにも、本書では、会社名などの固有名詞はできるだけ排除して書きました。

 本書で特に注目していただきたいのは、教科書には書かれていないような、「現場ならでは」の数々の体験談、それにそこから得られた教訓です。実務に必要な「教科書」的な知識も書いてありますが、そういった部分は、本格的な実務の教科書を読むための入門編としてご利用いただけると幸いです。

 本文中には、実務に使われる用語の英訳をカッコ書きで挿入したほか、索引(和英)もつけました。読み物として気楽に読み進めるのと同時に、各種の実務で使われる英語の語彙を蓄積することができます。

 今後は、メールマガジン(下記)やホームページを活用して、本書について気がついたことや補足説明を書いていくつもりです。本のほうもお読みいただきながらメルマガもご購読いただければ、楽しさや興味も倍増するでしょう!

(メルマガ『国際業務のABC+ビジネス現場の英語術 UNR』創刊号の記事から抜粋)

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4.本書の補足および訂正

 本書の執筆に際しては、ネイティブスピーカーを含む識者に校閲を依頼するとともに、インターネットで最新の情報源を確認するなど意を尽くしたつもりですが、多岐にわたる記述の中には、説明不足や誤謬もあったかもしれません。

 補足説明や誤記等の訂正は、必要に応じて適宜、このホームページに掲載するとともに、本書改訂の機会があればそのときに修正させていただきます。

 なお、読者の方からいただいたご質問やご意見は拝読して今後の参考にさせていただきますが、まことに勝手ながら業務繁忙という事情もあって、個別にお返事は差し上げておりません。どうぞ悪しからずご了承ください。

【04.7.5追記】 読者の方から出版元を通していただいたご指摘をもとに、以下の2点について訂正および補足説明させていただきます。

1)テレックスは、「文字数」ではなくて「時間(分)単位」で課金された

 調べてみたところ、専用回線でない場合は確かにご指摘の通りでした。従いまして、本書p. 28の注3)にあるテレックスの解説にある「1文字単位」という記述は、「時間(分)単位」と訂正させていただきます。

 かなり昔の話なので私の記憶が曖昧だったようですが、当時私が勤めていた職場は、海外との連絡が多かったのでテレックスは専用回線を使っていました。専用回線は固定料金制でしたから、その意味では時間単位で課金されてはいなかったはずです。しかし、伝送速度が限られていたこともあり、また従来の慣習もあって、私も上司や先輩から「文字数」をなるべく節約するように教わっていました。そういう経験から、文字数単位で課金されるものと思い込んでいたようです。

 なお、本書の原稿を書いた時点では、ごく一部の地域向けにテレックスのサービスがまだ続いていたのですが、今年(2004年)6月に新聞に出ていた記事によると、国内で唯一テレックスのサービスを提供し続けていたKDDIも、来年3月でついにサービスを廃止するそうです。入社早々の私が端末を相手に四苦八苦していたのはわずかふた昔ほど前の話ですが、すでに隔世の感があります。

2)議事録はminutes

 本書のp. 206に「議事録(memorandumまたはminute)」という記載がありますが、ここは「議事録(minutes)」と訂正させていただきます。

 ここは説明を少し端折ってしまいました。memorandumはどちらかというと、交換して署名する「覚書」という意味です。作成した議事録を覚書として交換し、確認のため署名すると書いたつもりですが、舌足らずでした。

 なお、本書ではminuteとなっていましたが、「議事録」の意味で使う場合は、minutesと複数形にするほうが多いようです。

 ご指摘いただいた方、どうもありがとうございました。

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5.関連資料

  【リンク集】 (順不同)

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電子メール* eigoyasan_urade@kaimalino.net

掲載日:2003年10月1日/最新更新日:2022年5月13日(連絡先メールアドレス変更等)

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