(2006.02.18新設/09.05追記)
by 浦出 善文
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集英社新書から出すものとしては『英語屋さん』(2000年)、『英語屋さんの虎ノ巻』(2001年)に続いてこれが3冊目の著書となります。今回は特に、数々の現場で経験を重ね、知識を蓄積してきた人生のベテランの皆様に必要な英語術、コミュニケーションスキルはどういうものかということを念頭に置きながら、翻訳・通訳や教材制作の仕事に携わってきた私自身のノウハウを交えて書き上げました。
《本のお買い求めにあたって》
- 書店の新書売場でお求めいただけると思います。
- 書店にない場合はお取り寄せいただくか、またはインターネット書店等でお求めください(著者の手元には在庫がありませんので、当方にお尋ねいただいても入手できません)。
はじめに「中高年の日本人は英語ができない」という固定観念への挑戦第一章 英語でこれ以上悩まないための、大人の開き直り
全員「英語ができる」必要はない
不快な体験の積み重ねが、英語に対する苦手意識を作る
英語における快体験とは、「通じること」だ
いまさら「教科書」で「勉強」しない
訳す必要がないなら、訳さない
発音は多少悪くても、リズムさえ良ければ通じる
あらゆる単語のスペルを、正確に書けなくてもいい
通じないのは、文法上の間違いのせいではない
わからない理由は文化的背景の違いにもある
いくら聞いても、わからないものはわからない
聞き取れない責任の半分は、相手にある
「英語を使う」ことの意味と必要性を考え直す第二章 英語の最初のひとことが、なかなか出てこない!
場面に応じて、コミュニケーションをつなぐコツ単語よりもまずフレーズを覚える/
間違えて覚えた英語を使い続けない/旅先でなら気楽に話せる/
「すみません」のひとことが大切― Excuse me./
何かにつけて「ありがとう」― Thank you for〜/
相槌を打つ― Really?/
話題を変える― Incidentally, 〜/
申し出る― Let me〜/締めの言葉を考えておく第三章 英語でのやりとりがうまくできない!
共通の話題が見つからない場合、どんな話を切り出すか趣味を語るのもいいけれど/食は万人に共通の話題/日本について語るなら/
アメリカ映画は格好の共通話題/相手の国の歴史や文化を知る/
政治好きなアメリカ人/民族・宗教問題はだいたいタブー/
イエスかノーで、答えさせる― Do you have〜?/
相手に英語で言わせる― What do you call that in English?/
別の表現で言ってもらう― Will you put it another way?/
確認する― Am I right?/しゃべらせる― Tell me 〜/
喩える― Something like〜/相手への思いやりや共感を示すこと第四章 英語の語彙を充実させたい!
語彙を蓄積するコツ、最新の用例検索活用法必要な言葉と、その意味に絞って覚える/
手間を惜しまず、効率よく辞書を引くこと/
英語を使うならコロケーションに注意/
インターネットの検索エンジンで、コロケーションを確認する/
語彙の増強はABC順ではなく、分野別に/
複合語に注意して読み解く、表現する/
ネイティブスピーカーに見てもらう/感動しながら身につける第五章 英語で仕事ができるところを見せたい!
時には英語ができるふりをするのも大切使える言葉の範囲で話す(書く)/仕事で覚えた英語は強い/
話し言葉だけに頼らず、視覚に訴える/
自分より話のできる人間に、場を持たせてもらう/
沈黙は罪にあらず、されど無回答は罪/
ほめる― Beautiful!/はぐらかす― That depends./Yes and no./
やりかえす― What do you think?/重みのある言葉を使う/
いちばんのネタ話を英語で書いてみようあとがきにかえて
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本書の執筆に際しては、英文の校閲をネイティブスピーカーに依頼するとともに、インターネットで最新の情報源を確認するなど意を尽くしたつもりですが、多岐にわたる記述の中には、説明不足や誤謬もあったかもしれません。補足説明や誤記等の訂正は、必要に応じて適宜、このホームページに掲載するとともに、本書改訂の機会があればそのときに修正させていただきます。
なお、読者の皆様からお寄せいただいたご指摘、ご意見は拝読して参考にさせていただきますが、勝手ながら、個別に返事は差し上げておりません。どうぞご了承ください。
【06.02.18訂正】
- 170ページ4行目の「専門語」の英語は jagon ではなくて jargon が正しいつづりです。校正の過程で r が抜け落ちてしまったようです。初版第1刷をお求めいただいた皆様、申し訳ありません。
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【リンク集】 (順不同)
筆者がおすすめするそれ以外のお役立ちリンクは、Honyaku-Kozo InfoExpress(最新情報&リンクのページ)に掲載してあります。⇒目次に戻る